読書。(年収は「住むところ」で決まる)
本のタイトルは興味を引くようにあえて刺激的につけたのかなって感じがします。ただし内容はまっとう、軽い感じでもなく読み応えがあって面白かったです。
本書の紹介文に「成長する都市の高卒者の給料は衰退する都市の大卒者の給料よりも高い。」と書かれていましたが、スナツブがこれを見たときの感想は「それはそうでしょう」です。
スナツブが地方出身者ゆえか就職活動をした際に一番驚いたことは、地方には職がほとんどないことです。(逆に東京では求人が非常に多かったことです。)スナツブの地元はいわゆる地方中枢都市で、さらに小さな都市よりも求人はあったはずです。ですが、地元の大学を卒業した友人達も職を求めて東京に出て行く人が少なくありませんでした。そんな意識があったので「それはそうでしょう、東京と地方を比べたら・・・。」と。
もっとも本書の主眼はそこではなく、賃金格差が生じる仕組みなどをデータを元に考察しています。
また同時に、
・産業の(製造業の)空洞化
・情報化社会の到来による地理的制約の解放
・大企業以外の雇用
こういったことが世で言われていることとは違うと書いてあります。
なお、ちなみに本書はアメリカが主体の話しです。日本を含めた他国の事例も多少は出てきますがどこまで当てはまるかは不明です。
空き巣が怖いです。
どこか知らない世界の遠い国のお話しではなく、知人からも「空き巣に入られた」と聞いたことがあるので、怖いです。留守にしてるときにもし空き巣に入られ通帳とか印鑑とか盗まれたら・・・と考え始めると、怖いです。杞憂かもしれないけど、怖いです。
で、いろいろと考えた結果として。
・案1(通帳を持ち歩く)
通帳と印鑑は別々に保管が基本だけど、家にまとめておいてあったら同じこと。落とす危険性も大きいので微妙。とは言え、運転免許証や健康保険証は持ち歩いていますし、ついでに通帳を持ち歩くのもありかもしれません。
・案2(家においておく印鑑を沢山作る)
昔と違い今の通帳には印影ないので、印鑑が複数あればどれが銀行印かが分かりにくくなるので、小細工の一つとして考えています。効果のほどはともかく簡単にできますしね。
・案3(銀行の貸金庫を借りる)
最強の手段だが費用も高くなります。小さいサイズでも年間1~2万、使い勝手も良いとは言えません。
実際は空き巣以上に怖いのがネット銀行です。最近はワンタイムパスワードの発行が普通になってきましたが、自分のセキュリティー管理が一番信じられません。
保険会社の将来は大丈夫でしょうか。
保険会社の経営状態をはかる指標のひとつにソルベンシー・マージン比率があるそうです。基本的に高ければ良く低ければ悪い。インターネットでいろいろと探した結果、ココ↓を見ればほぼ事足りることが分かりました。
数値はあくまで目安ですし、何十年も先のことなんてどうなるか不明です。とは言え、現時点で下位の会社と契約したいとは思えません。
公的年金に頼るしかないのでしょうね。
あらかじめ自分が 何歳に死ぬのか分かっていれば楽だけど・・・。当然、そんなことは分かりません。親戚を見ても若くして亡くなった人も居れば、逆に90歳をこえても未だ存命の人も居る。
世の中には「国民年金なんて払ってもどうせもらえないから払わない」なんて人も居るようですが、結局、最後は公的年金(国民年金、厚生年金)に頼るしかないのでは、とスナツブは考えます。例え悪い噂があっても、もらえる額が今よりは減ったとしても、制度上の欠陥も沢山あったとしても、個人で同等のことはできません。最善ではないにしろ、頼るしかない、それが公的年金。
もちろん、何億とか何十億とかって資産があれば別だろうけど、少々お金があったところで「長生きするリスク」には対抗できない。
なんてことを終身年金型の個人年金保険を検討しながら考えていました。